債券店頭オプション取引(選択権付債券売買)とは

債券店頭オプション取引(別名:選択権付債券売買)とは、

債券のオプション取引の一種。

取引に際し、取引期間は1年3カ月以内と決められている。この期間以内であれば、取引の当事者の間で自由に取り決めることができる。売買単位は円建て債券、外貨建て債券ともに額面1億円となっている。

売買価格も取引の当事者の間で自由に取り決めることができる。尚、オプションの内容は、個別取引契約書であらかじめ当事者の間で取り決められる。オプションの保有者(買方)が権利行使をする場合には、付与者(売方)に対して、対象となっている債券の受渡日を通知する。権利行使期間内に権利行使がなされなかった場合には、権利は失効する。

【選択権付債券売買の特徴】
○オーダーメイドでオプションが作れる

オーダーメイドでオプションが作れるということは、ヨーロピアンタイプ・アメリカンタイプのみならず、様々な方法が可能となっている。

○現物の受渡しが伴う

現物の受渡しが伴うということは、現物のポートフォリオを直接からませることができるので、現物債の取引の多様化に大きく貢献している。

○債券店頭オプション取引は、転売が許されていない。

○特定投資家以外の投資家が売り方(オプションの付与者)となった場合に売買証拠金が必要となるが、その売買証拠金は取引契約日から起算して3営業日目の日の正午までに買い方(オプションの保有者)に差入れなければならないとされている。

http://www.nomura.co.jp/terms/japan/se/sentaku_s.html